原則4:忘却管理を徹底する

原則の4つ目は「忘却管理」。
これもタートルズメソッドの大きな特徴の一つになります。

というわけで「忘却管理とは何か?」ということについて詳しく説明しましょう。

勉強をする時に人は色々な事を頭にインプットします。

何かを理解したり、知識を増やすためには「記憶」というものが重要な役割をはたすわけですが、この時に一つの大きな問題が立ちはだかります。

それは、人は物事を覚えるだけでなく、忘れる事もあるということです。

まあ、当たり前の話なんですけどね(苦笑)。

一度保存したものを、壊れない限りいつまでも引き出せるパソコンなどと違って、人の脳に入れた記憶は次第に薄れ、消えていってしまいます。

催眠術などの特殊な方法を使えば頭のどこかに残っている記憶が呼び出せる事もあるみたいですが、何かを思い出す度に催眠術をかけてもらうわけにもいかないでしょう(笑)。

普通に思い出そうとしただけでは古い記憶ほど、どんどん引き出すのが難しくなっていきます。

勉強しても忘れる

そして多くの人は物事を覚えることに力を使うばかりで、この「忘れる」ということを管理できていません。

これでは、穴の空いたバスタブに必死で水を入れているようなもんです。

どんどん水を注ぎ込んでいるうちはよくても、油断すると水位はどんどん下がっていってしまいます。

忘れるのは仕方ない?

「そう言ったって、忘れるのは仕方ないでしょ?」
と思うでしょうか?

忘れることは避けられない。
確かにその通りです。

しかし、復習することで忘れそうな記憶を定着させ、さらに復習前より忘れにくくすることなら可能です。

「いや、復習するなんて普通の勉強法だし・・・。」
と思うかもしれませんが、そのやり方が問題なんです。

普通の復習というのは、単語帳や問題集を見なおしたり、忘れていそうな部分をノートなどにまとめ直したり、勉強してから時間のたった教材でまた勉強しなおしたりという方法だと思います。

しかし、そんなやり方では効率が悪すぎます。

まず「どこを忘れているか?」なんて忘れている本人には思い出せるわけがありません。
(思い出せたらそれは忘れてないということですからね。)

イマイチ自信のない部分だけを復習するくらいのことは可能だったとしても「忘れている単語だけを思い出す」なんていうことはできないわけです。

そうすると、忘れてるかもしれない一部のために、単語帳やノートを広範囲で、あるいは全部見直すことになります。

本当なら記憶が薄れているものだけを優先して再学習(復習)することで、記憶を復活させるのが最善の方法のはずです。

すでに知っていることは少しの刺激で記憶を定着させることができるからです。

なので、この「忘れているor忘れかけているものだけを復習する」ということが実現できれば、最小限の労力でたくさんの記憶を脳に留めておくことが可能になります。

忘れているものだけを復習する方法とは?

「そんな事できるわけないでしょ!」
と思うかもしれませんが、実は方法があります。

それが、学習データベースを作成し、その管理をコンピューター(パソコンやスマホなど)に任せることです。

もう少し具体的に言うと、頭に入れたい事に関しては全て単語帳のような形に整理し、その問題を自分で解いた時の正解率を管理するわけです。

こうすれば、間違えやすい(記憶が薄れている=正解率が下がっている)ものだけを優先的に復習できます。

この方法について説明すると、
「参考書や単語帳などの苦手な部分にチェックをしておくのと何が違うの?」
と聞かれることがありますが、考え方は同じでも効率がまったく違います。

例えば単語帳で苦手な単語だけにチェックしたとしても、一度「覚えた」と思ってチェックを外したものを忘れたらどうしようもありません。

しかしデータベースによる学習なら、
「正解率100%の問題でも、最低3ヶ月に1度は復習する」
という設定をすることで、取りこぼしをなくすことができます。

仮に紙の単語帳でこれをやろうと思ったら、いつ「覚えた」と判断したかを日付として記録して、それを順番に並び替えてから勉強しなくてはいけないでしょう。
それこそ、時間がかかりすぎて現実的じゃないですよね。

勉強方法に革命を起こす!?

人間の記憶は、時間とともに必ず消えます。

残念ながらこれを防止する方法は無いので、バスタブに空いた穴を完全に塞ぐことはできません。

しかし、忘却管理を正しく行えば、漏れていくわずかな水だけをコップでちょこっとすくって、またバスタブに戻すことができるわけです。

地味に聞こえるかもしれませんが、この効果は絶大です。

何といっても、学習データベースに入れた事はほぼ完全に記憶としてキープすることができるわけですから、「勉強」というものの質が大きく変わる革命的なものだと言っても過言ではありません。

ちなみに僕はこの方法を使って、2年くらい前に覚えた1冊分の英文を今でも全て思い出すことができます。

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